森とともに

森が水をつくるんだよ。

 

以前、高知県四万十川を訪れたときに

おじさんが言っていたことばを、思い出しました。

 

先日、友人の先輩のO氏に案内をしてもらって奥多摩に行って来ました。

奥多摩の秋は深まりつつあって

木々の葉が緑色から赤や黄色に変わろうとしている様子が

とても綺麗。

上を見て歩きたいんだけど

そんなことしたら転ぶのは目に見えてるので(実際、転びました)

足元を見て、山道を進みました。

山道は落ち葉でフカフカで、あなどれない。

必死で歩きながらも

頭の先から、足の先まで、体全体で森と水を感じた一日でした。

スケッチも2枚もさせてもらいました。(O氏、Kちゃんありがとう!)

 

岩から滴り落ちる水を口に含むと

のどを通り抜けてあっという間に体にしみわたるような感覚。

やさしい水。

森が水をつくっている、というのを実感。

 

その森には所々、放置されて荒れた植林の杉林があって

そのあたりはどんより暗くてさびいしい感じ。

ありのままの森は明るかったなぁ。

せめてこれ以上森が荒れずに

沢にはヤマメたちが気持ちよく泳いでいられますように。